株式会社トヨタレンタリース新岡山
住所:〒701-0144 岡山県岡山市北区久米158番地2
電話:086-805-0055
トヨタレンタリース新岡山は、岡山県を中心に国内外で事業展開するSUENAGA Group12社(従業員約2,500人)の一員です。トヨタ全車種のレンタル業務及び各メーカー車種のリース業務。ビジネスからパーソナルユースまで多彩なカーライフを提案しています。
<プロフィール>(左から)
●M.O.さん レンタカースタッフ -2児のママ-(産休・育休2年半)
●A.I.さん カーリース営業部 事務スタッフ -3児のママ-(産休・育休2年半)
「両立への不安」から始まった時短勤務への一歩
─M.O.さん、A.I.さんのお仕事内容を簡単に教えてください。
M.O.
私はレンタカースタッフとして来店対応やレンタカーの準備などを担当しています。
A.I.
私はカーリース部門の営業職として働いておりましたが、産休・育休を経て、営業事務で復帰。今回は念願の本社で自動車保険の担当で復帰させてもらっています。
─現在お二人とも時短勤務ですが、この制度利用を考えたきっかけは何でしたか?
M.O.
自宅と職場まで距離があったことが一番の理由です。夫と家を出る時間が同じで、どちらかが送迎しやすいということがなく、周りのサポートも難しかったです。そのため時短勤務ができない場合は、会社を辞めざるを得ない状況でした。
A.I.
育休からの復帰後、育児と仕事の両立が不安だったので時短勤務を選びました。営業の仕事は楽しかったのですが、今まで通りの働き方で子育てをしていくことは私には難しいと思っていました。
―育休取得・時短勤務に感じた不安はありましたか?
A.I.
お休みをいただく前の収入と復帰後の収入の変化が不安でした。実際に時短勤務で復帰後は一気に収入が変わりました。でも、いまは子育て優先なので、その状況に自分が合わせていけばいいと思っています。
M.O.
残業時間がどのくらいあるかが少し不安でした。レンタカー業務は時短勤務であってもすぐには帰れない状況。例えば、お客様の希望で急いでレンタカーを準備することもあります。そういった中で、リミット時間まで頑張り、引き継いで帰ることもあります。その時は申し訳ない気持ちを抱きます。
―上司・同僚に出産・産休育休取得や時短の希望などについて伝えた際の反応はいかがでしたか?
M.O.
女性が多い職場なので前例が多数あり、快く承諾してくれました。同じ部門の課長も女性で2人お子さんがいらっしゃるので、当然の権利のように対応していただきました。上の方々が子育てに必要な休みは当たり前に取る。という流れを作っていると感じます。
A.I.
営業スタッフの中で女性はわたしだけだったのですが、お休みに入る前の最後の出勤日に、「元気な赤ちゃんを産んできてね」とバラの花束をいただきました。
―それは、記憶に残るサプライズでしたね。
A.I.
そうですね。また、育休や時短勤務は、社内でも前例はたくさんあるし、取得して制度を活用するのは当たり前という雰囲気で、それぞれのライフプランに合わせた選択肢があると感じます。

世の中のお母さんは本当にすごい!大変さの実感と、支えてくれる“居場所”
―育児を通して気がついたことはありますか?
M.O.
育児と仕事の両立の大変さを痛感しました。世の中のお母さんは本当にすごいです。いざ自分がその立場になると大変だと痛感しました。
A.I.
家では椅子に座る暇もないぐらい忙しいです。子どもは座らせて食べさせて、私はキッチンでずっと立ったまま食べながら家事も進める日々を過ごしています。
M.O.
そうそう!
A.I.
朝の準備や登園で会社に着く頃には一度疲れ切っています。
―朝は本当に忙しいのですね。仕事の上で、時短勤務のために工夫したことはありますか?
M.O.
時間が限られているため、段取りをものすごく考えるようになりました。さっきお話ししたように、急な業務が発生することもありますが、チームのみんながいないと成り立たないから、コミュニケーションをしっかり取ることを大切にしています。
A.I.
今は別の部署に復帰したばかりなので、徐々に仕事を覚えている最中ですね。保険の資格を再取得しないといけないのですが、周りの方々が「家に帰っても勉強する時間がないでしょ、仕事の空いたときにしたらいいよ」と言ってくれます。
―周りのサポートはいかがですか?
M.O.
勤務時間を過ぎて仕事をしていると「代われることは代わりますよ」と声をかけてくれます。そういう声をかけてくれるのがとてもありがたいですね。
A.I.
子どもの急な体調不良でも「いいよ。休んであげて」と声をかけてくれて、休み明けの出社時にも「お子さん大丈夫?」と自然に気遣ってくれます。“自分の居場所がある”と感じられますね。
M.O.
復帰した時の店長が色々気配りして、働きやすい環境をずっと作ってくださっていたので、こちらとしても頑張らなきゃと前向きに仕事を再開できました。会社に来ることも本当に楽しくて、私にとっても会社という“居場所”がありがたいと思いました。

「お金より大切な子どもとの時間」を得て、仕事との両立に充実感。
―子育て支援制度を利用してみて良かったことは?
A.I.
3人目出産後に保育園に入園できず、2年間の育休をいただけたことで、3人の子供たちと夏休みを一緒に過ごせたのが良かったです。普段は学童に預けて仕事に行きますが、子供たちと長く過ごせたことでそれぞれ違った成長を感じられる、かけがえのない時間を過ごせました。
M.O.
座って一緒に遊びながら会話しながらっていう時間は、仕事に復帰したらもう取れないです。上の子の2歳までの成長を見守ることができたのは貴重でした。今は、「働き始めたらこんなにも時間がないものなのか」と改めて感じています。時短勤務制度は、もともと3歳までだったものが小学校に上がるまでになり、現在は小学校3年生までになっていますので、より子育て家族にとって働きやすい環境になっていると感じます。
A.I.
真ん中の子が3歳になる時に、社内制度がちょうど切り替わりで時短を続けることができました。子育てしながら働きやすくなっていることを実感しています。
―当時のおふたりにとって、本当に大切なお子さんとの時間を得ることができたのですね。これから、企業に対するご提案やご要望はありますか?
A.I.
ママの歯科や婦人科などの自分のメンテナンスはどうしても後回しになるので、もっと気軽に行ける空気があると助かります。
M.O.
子どものちょっとした体調不良に対応できるよう、時間単位有給などの制度があったら嬉しいなと思いました。
―後輩の女性たちに伝えたいことはありますか?
M.O.
この会社はママとしてとても働きやすいです。育休・時短勤務を活用しながら、ワンオペでも両立できています。
A.I.
私も毎日ワンオペですが、なんとかなります。
M.O.
これも先輩たちが「ママ社員が働く」ことを当たり前だという社風を作ってくれたからこそだと思います。
A.I.
上司や先輩、同僚たちにしてもらったことを、後輩にも伝えてサポートできるように自分自身ももっと成長していきたいですね。
