株式会社TOCH HOLDINGS
住所:〒700-0904 岡山県岡山市北区柳町1丁目1-27 TOCHビル岡山市役所筋3F
電話:086-941-6160
TOCH HOLDINGSは、岡山県を中心に国内外で事業展開するSUENAGA Group12社(従業員約2,500名)の一員です。現在グループ6社の管理部門を集約し、グループ全体のバックオフィス業務を担っています。
プロフィール
●M.K.さん 経営戦略室(法務担当) -1児のパパ-
年間休日125日!働き方の変化で暮らしも変わった
―M.K.さんは転職を機に、テレワークやフレックス制度が標準の職場へ移られたと伺いました。この職場を選ばれた理由と、日常がどう変わったか教えてください。
M.K.
前職はコロナ期だけテレワークで、その後は対面が基本に戻り、テレワークを利用しにくくなっていました。今は、テレワークとフレックスを組み合わせられるのが本当に助かっています。それが入社の決め手の一つになりました。もちろん、業務内容のマッチ度が最重要でしたが、人生最多の休日数と自由度の高い勤務形態、家族との時間を大切にできる働き方も現職を選んだ理由です。
―お子さんとの時間の持ち方にも変化がありましたか?
M.K.
朝は娘と同じ時間に出て、同じ電車で行けるようになりました。以前は私の出発が早くて娘は起きていない、帰ったらもう寝ているという日常で、一日会話してない日もありました。今は、フレックスで早めに切り上げれば、帰りの電車も一緒にできます。
その日の予定や前日の出来事を話せる時間を作れますし、習い事で遅くなるときも合わせることができて、夜の帰り道の安心感が全然違います。以前は仕事最優先こそ成長の源と考えていましたが、今は生活面の充実が中心となり、かえって仕事への取組みと満足度も高まったと感じています。
―御社のテレワークやフレックスなどの制度は、「形は整えている」という以上に、いつでも誰でも遠慮なく使えるという空気があるんですね。
M.K.
そうですね。入社前には、制度としてあっても実際の取りやすさはどうなんだろうという不安がありましたが、期待通りどころか期待以上に使いやすいです。全員出社すると席が足りないくらい、誰かは在宅が前提です。
自宅は四国なのですが、瀬戸大橋線が風で止まった時も、その場で「テレワークで」とすぐに了承していただきました。このように何かあった際にすぐにテレワークができるようにPCは毎日持ち帰りますが、負担とは一切思いません。
―列車が止まるなどの突発対応のしやすさは、日常のストレス軽減にもつながりますね。
M.K.
はい。交通事情や家庭の都合が出ても、自然な選択肢として用意されているのは大きいです。以前、別の職場では、こちらから頼んでリモート主体の勤務形態を認めてもらったこともありましたが、いわば特例ですから、社内のぎくしゃくも経験しました。無理を受け入れていただいたことはありがたかったですが、やはり「無理をして合わせる」より「仕組みで整える」方が、仕事の質も上がると感じています。

「個人の最適」と「組織の最適」の両立を実現
―現在の職場は、グループ各社から出向で人が集まる体制と伺いました。制度、運営の違いや現場の温度感など、実際どう感じていますか?
M.K.
グループ各社の制度差はもちろんありますが、現職場の自由度が高いと感じ、そこをプラスに思う人は多いですね。フレックスやテレワークの仕組みが整っていることで、利用に抵抗感はなく、自然にカバーし合える雰囲気と相まって、ワークライフバランスのとりやすい職場だと感じます。グループ各社の制度の違いを持ち寄って、より良い方向を目指していくことが私たちのミッションでもあります。
―職種によって事情が違うところは、どのように吸収していますか?
M.K.
法務は専門性と独立性があり、現状では融通の利きやすい業務という面があると思います。一方、プロジェクトで動くシステム系でも、テレワークと対面でうまく回しているようです。私は元々テレワーク派なので紙を極力持たず、PCがあればどこでも仕事できる状態にしています。現状そうはいかない業務もありますが、柔軟性を確保できるような見直しと再設計が重要なのではないでしょうか。
―課題はあるけれど、やらない理由にはしない。そんな姿勢が伝わってきますね。
M.K.
障害があるからやらない、では変わらないと思います。難しい部分を一つずつクリアし、制度を「使える形」に落とすことで、何かしら感じている不自由を少しでも軽くできるはずです。負担ゼロとは言いませんが、生活と仕事が自然に両立する環境を、一緒に目指したいですね。
―休暇や家族行事の過ごし方も、前と比べて余裕が生まれましたか?
M.K.
前職より休日が多く、ドライブやちょっとしたレジャーもしやすくなって、家族から「この日どうにかなる?」と相談されるようになりました。以前は、最初から「どうせダメでしょ」と諦められていました。QOLは上がり、ワークライフバランスが取れている実感があります。
―先のことを考えると、介護のことも外せませんよね。
M.K.
介護休業の法定上限(通算93日)は実態をみれば短く、終わりが見えないケアと制度趣旨が合っていないと感じます。「働ける時は働き、介護で休む時は休む」が通る制度設計が必要です。業務を分解して分担を見直し、いかに社員個々のライフステージに合わせていけるかが、選ばれる会社への重要な一歩になると思います。

「家か職場か」を超える—場所の自由度という次の一手
―ここから先、さらに「選べる」を進めるなら、どんな一歩があると良さそうですか?
M.K.
場所の自由度をもう一段階上げたいですね。現状は自宅テレワークが原則ですが、職場外のどこでも働けるリモートワークやワーケーションができれば、家か職場かの二択を超えられると思います。出張ではない私的な移動先でも、勤怠とセキュリティを担保できるなら、選択肢が広がります。
―平日に動けるようになると、家族の体験の幅も変わりますね。
M.K.
妻はシフト制で平日休みもあるので、そこに私が合わせられれば、平日に混雑を避けて子どもの体験の質を上げられます。移動と学びを結び付けて、記憶に残る時間を増やしたい。祖父母も含めて家族全員で過ごす場面も増やせます。
―M.K.さん、転職してよかったですか?
M.K.
はい。私は、転職して世界が変わることを実感しました。
―最後に、同じように働き方で悩む人へメッセージを
M.K.
会社にライフステージを合わせるのではなく、人生に合った働き方を選べる。その前提が整うだけで、ワークライフバランスは、確実に変わります。選択肢は「ある」だけでは足りないと思いますので、誰もが当たり前に「使える」ようにするところまで、進めていきたいです。

株式会社TOCH HOLDINGS
住所:〒700-0904 岡山県岡山市北区柳町1丁目1-27 TOCHビル岡山市役所筋3F
電話:086-941-6160
TOCH HOLDINGSは、岡山県を中心に国内外で事業展開するSUENAGA Group12社(従業員約2,500名)の一員です。現在グループ6社の管理部門を集約し、グループ全体のバックオフィス業務を担っています。