株式会社岡山システムサービス

相互理解を育む社風が育休取得を促進

2025.09.11

株式会社岡山システムサービス

住所:〒704-8122 岡山県岡山市東区西大寺新地220番1
電話:086-944-7220

顧客満足度を重視したシステムコンサルテーション、ソフトウェア設計・開発を行う会社です。
岡山から全国に向けてお客さまに近い立場できめ細かなITサービスを提供し、よりよい社会の実現を目指し、貢献しています。

プロフィール(左から)

S.F.さん 第4システム部 第1システム課-2児のママ-

T.O.さん ソリューションビジネス部-1児のパパ-

育休取得率が男女ともに100%(2024年度)

―貴社は育休取得率が男女とも100%という実績がありますね。育休取得に該当する男性社員の方が少なかったとのことですが、育休取得時の様子を教えてください。

T.O.

同じ部署の男性の先輩が、過去に育休を1ヶ月取得していたので、私も育休を取りやすかったです。上司や同僚に伝えた際も前向きに受け入れてくださり、安心して休むことができました。ただ私は、2ヶ月と先輩よりも長い期間の取得でしたので、周りに迷惑をかけてしまわないか?復帰後に始まったばかりのプロジェクトに携われるか?という不安がありました。

―職場以外の周りの方の反応はどうでしたか?

T.O.

意外と「休めるなら休んだらいいのでは?」と受け入れてくれました。両親は、男性が育休を取れることに非常に驚いていました。

S.F.さんは、産休・育休取得に不安はありましたか?

S.F.

今までも産休・育休を取られて仕事復帰した女性がたくさんいたので心配はなかったのですが、不安や焦りが頭の片隅にありました。私が育児をしている間も後輩たちがどんどん活躍するのではないかという焦りや、産休・育休が影響してプロジェクトリーダーを任せてもらえる機会を逃すなど、スキル面での不安や焦りが大きかったです。

―育休中に何ものにも代えがたい貴重な体験もあったそうですね。

S.F.

子どもの成長が一番めまぐるしい産後1年間を最も近くで見届けられて、後悔のない乳児期を過ごせました。育休中は子どもとたくさん関われて幸せを感じる一方で、早く職場復帰したいという思いが日に日に強くなったことも事実です。長期の育休取得で、改めてこの仕事や職場が好きな自分に気づきました。

T.O.さんは、育休中に気づいたことはありましたか?

T.O.

妻が里帰り出産だったので産後1ヶ月半ほどで育休を取得しました。妻は、育児と家事でまとまって寝る時間もなく、産後間もない体で一人で両方をこなすのは本当に大変そうでした。その様子を目の当たりにしてからは、以前よりも積極的に家事などに取り組むようになったと思います。

ルールよりモラルを大切にする企業風土

―子育て世代の方は、お子さまの体調不良や呼び出しといった外せない用事で急にお休みせざるを得ないことも多いと思います。貴社は半日有給休暇制度を導入されていますが、他にも育児と仕事を両立するための選択肢がありますか?

T.O.

弊社はもともと休みが取りやすい企業風土があり、急に休みを取る必要がある場合でもダメと言われた記憶はないです。育休時も休業中のフォローを快く引き受けてくださる社風は良いと思います。9月に2人目が生まれるので1ヶ月だけ育休をもらう予定で、すでに上司をはじめ職場の方には伝えまして、休業中のことも相談しています。

―独自の特別な子育て支援制度などを導入することなく、育休の取得が進んでいるのですね。

S.F.

会社主催や有志などでのイベントの多さが影響しているかもしれないです。私も子どもが生まれる前は、同じ部署の人とバーベキューをしたり、上司の家での食事会に参加したことがあります。

―職場以外でも普段から上司や同僚の方々と円滑なコミュニケーションが図られているということでしょうか?

T.O.

最近は参加できていないですが、入社して1、2年目の頃はバーベキューや泊りがけのキャンプに何度も参加しました。社員同士の交流を図れますし、キャンプは子どもの頃以来だったので、良い気分転換になりました。

―日常的に相互理解を育む社風が、育休の取得率アップにつながる風土を醸成しているようですね。ルールよりモラルを大切に共有されている企業とお見受けしました。

S.F.

仕事やプライベートでいい出来事があると、皆さん一緒に喜んでくれますし、温かい人が多い会社だと思います。

人間関係の良好さを感じさせるアットホームな雰囲気

S.F.さんは、中途入社とのことですが、前職と比較して異なる点はありますか?

S.F.

入社前、社長や上司になる方との面談時に、真面目な話ばかりではなく緊張がほぐれるような雰囲気にしてくださり、アットホームな会社なのかなと思いました。実際に仕事の合間に、世間話や他愛もないお話をするなど、人の明るさを感じます。

T.O.

私も就職活動の際に、弊社の企業説明会に参加し、社員の方から経験談などを聞いて、社内の雰囲気が良いのだろうなという印象をもち、就職試験を受けました。

―現在、後輩社員に対して意識的に行っていることはありますか?

S.F.

なるべくコミュニケーションを図り、その人のことを知るように心がけています。お手洗いで会った時に声をかけたり、話す機会をみつけてはプライベートなことも含め質問をしたりと、関係性が良くなるように動いています。

―日ごろから良好な人間関係を築こうとされているようですね。育休後の職場復帰の様子を教えてください。

T.O.

特別な反応はなかった印象です。皆さんいつもと変わらずに業務を遂行されていて、職場復帰のハードルや不安はすぐになくなりました。

S.F.

私は現在9時から16時までの時短勤務をしています。メンバーからの作業依頼には「明日以降でも大丈夫」と一言添えられていることもあり、保育園のお迎え時間を気にかけてくださっています。また、子どもの発熱で急なお迎えが頻繁に必要となった時期があり、後ろめたさを感じながら上司に報告するときがありましたが、「こちらのことは気にせず看病してあげて」と優しくフォローしてくださり、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

育休は家族全員が絆を深める絶好の機会に

―将来のパパ・ママへのアドバイスやメッセージをお願いします。

T.O.

育休は取りにくいイメージがありましたが、私の取得後に友人や大学の先輩が、半年や8ヶ月も取ったと聞いて、時代は変わってきていると感じます。

S.F.

子どもの成長はその時にしか見られないので、短期間でもいいので父親も積極的に育休を取得してほしいです。産後1ヶ月の体は、交通事故に遭った時と同等の負担があると言われているそうです。そのような状態で夜もまともに眠れない中で育児と家事を両立することは本当に難しいと思いますので、周りに協力してくれる方がいなければ、父親の育休は必須だと感じます。

T.O.

フルタイムで勤務している現在、一日中家族と一緒に過ごせるのは週末ぐらいしかありません。なので、朝から晩まで妻と同じように育児に参加できる機会をもつためにも、可能であれば育休取得をお勧めします。育休が取れたことで家族との絆もより強固になり、子どもとのかけがえのない時間も過ごせました。

―目標を実現するために新たな制度を導入するのではなく、一人ひとりのモラルを大切にする企業風土が御社の働きやすさ・子育て支援制度の使いやすさに繋がっていると感じました。貴重なお話をありがとうございました。

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住所:〒704-8122 岡山県岡山市東区西大寺新地220番1
電話:086-944-7220

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