OEC株式会社

従業員の声が育む育児支援と企業風土

2025.09.08

プロフィール(左から)

K.S.さん 公共・医療システム本部 公共ソリューショングループ 公共開発第二チーム -1児のパパ-

E.W.さん 公共・医療システム本部 ソリューションプロデュースチーム -1児のママ-

パパもママも育休をー当たり前にふたりで協力する子育てー

─育休取得を考えたきっかけを教えてください。

E.W.

はじめての子育てで、子どもが保育園に入園するまでの1年間をしっかり子育てしたいと考え12ヶ月の育休を取得しました。現在は時短勤務をしています。

K.S.

私は妻と同じように子育てを行いたいと思い育休を1ヶ月取得しました。実際妻は「新生児期を2人で協力しながら育児できた」と喜んでおり、私も一緒に育てているという実感がありました。

―そのあたりは、状況に合わせて調整できるんですね。

E.W.

そうですね。産休・育休に入る前に、総務の方より取得制度の説明会があります。この説明会には上長も同席しており、私もしっかり説明を聞いたうえで、上長と相談して無理のない範囲で育休を取らせていただきました。

―取得を後押ししてくれますね。ほかに、後押ししてくれる「取得しやすさ」はありましたか?

K.S.

経済的な負担がほとんどなかったことです。2025年4月から「出生後休業支援給付金」制度が新設されたと会社から説明していただき、夫婦で育休を14日以上とると実質手取りが約10割になるとのことだったので、1ヶ月の育休取得の大きな後押しになりました!

育休中の不安と職場復帰後の働き方

―育休中に不安や心配はありましたか?

K.S.

1ヶ月の育休中に同僚に負担をかけていないか、仕事に関する連絡や問い合わせが来ていないかという不安はありました。比較的余裕のある時期だったことや、引き継ぎをしっかりしてからの育休だったので、問題なく育児に集中できました。

E.W.

育休からの復帰後に、以前と同じような仕事量や成果を維持できるか、また上司や同僚の足を引っ張らないかといった不安がありました。復帰後は時短勤務となるため残業ができず仕事をどう進めていくべきかと、数ヶ月ぐらいは悩みました。

―だんだん慣れてきたという感じですか?

E.W.

そうですね。周りの方にたくさん協力していただいてなんとかという感じです。子どもが熱を出した時には打ち合わせを代わってもらうなど、チームの方に助けていただいています。前と同じようにできているかというと違うかもしれませんが、今は、ちょうどいいバランスで落ち着いています。

―周りのサポートが嬉しいですね。

E.W.

はい。復帰後もそうですし、育休取得を伝えたときに、第一声で「おめでとう!」と声をかけてくださったことがうれしかったです。

また、育休取得前はOJTで新入社員のトレーナーをしていましたが、1年間産休・育休を取ると伝えた時、「おめでとうございます!安心して産休に入ってもらえるように頑張ります!」と笑顔で送り出してくれました。すごくありがたいチームだと思いました。

K.S.

まわりからは「ぜひ取得したらいい」「業務への影響はなんとかなるので気にしなくていい」と声をかけられ、育休取得を勧めてくれました。ありがたかったです。

―職場復帰後の、仕事への影響と工夫を教えてください。

E.W.

いざというときの残業ができないという不安はありましたが、限られた時間での仕事の進め方を工夫するようになりました。業務の優先順位付けやタスク管理について、より意識するようにしています。

K.S.

以前は終わらなさそうだなと思ったら、「残業すればいいか」と思っていましたが、それが「あ、残業になるかも」という危機感になりました。

今は、その日中に業務が完了できそうにないときには、事前に先輩へ相談・共有し判断を仰ぐようにしています。自分自身の働き方の変化であり、それが後輩にも良い影響になるのではないかと思っています。

E.W.

以前社内でママ座談会が実施され、私はオンラインで参加させていただきました。子育てをしながら働くことの大変さを共有したり、子育てそのものの経験談や悩みを聞くことができたので、とても有意義でしたし、皆さんと顔を合わせることができて復帰後のコミュニケーション不安も少し解消できました。また実施されたらいいなと思っています。

―日常の育児と仕事の両立はどんなふうに工夫していますか?

E.W.

時短勤務制度を利用しています。おかげで延長保育なしでお迎えに行けるので、子どもとの触れ合い時間を十分に確保できてありがたいです。会社では6時間勤務を基本として、始業時間を8時半、9時、9時半などいくつかの選択肢から選ぶことができて助かります。

また、どうしても子どもが体調不良になり、お迎えが必要な場面ってありますよね。そんなときも1時間単位で有給休暇が取得できるので、便利に利用できます。チームの皆さんも業務の対応を替わってくださるなど、制度面でも体制面でも支えていただいている実感があります。

従業員の声を反映した手厚い育児支援制度と、それを支える温かい企業風土

―従業員の声で整えられてきた、子育て支援制度―

人事労務担当者

時短勤務について、過去には子育てママ従業員からの要望で、対象が小学校就学前までに広げられました。その後も、小学校入学後に子どもの預け先がない、いわゆる「小1の壁」問題で、女性従業員が辞めざるを得ないというケースが発生していました。そのため子育てママを中心としたメンバーが会社に提言し、子どもが小学3年生修了時までの時短勤務の延長が制度化されました。

さらに2025年10月からは小学校卒業までに拡充されます。働くママたちが制度を理由に退職しなくていいように、子育てパパたちも安心して働けるように、従業員の声をしっかり聴いて時代に合わせて対応する会社の姿勢が表れているかと思います。

―育児休業取得を支える企業風土はどこから生まれるのでしょうか?

E.W.

共働きで子育てをされている家庭が多いので、「当たり前のこと」として実感している方が世代問わず多いと感じています。また、社員同士のコミュニケーションが普段から多いため、お互いのことを理解し思いやる風土が醸成できているのも弊社のいいところかなと思います。

K.S.

男性社員も「当たり前のこと」として育休を取得するようになりました。本当に忙しいときは、業務調整が難しいかもしれませんが「まず、どうすれば仕事が回せるのか」を考える姿勢が会社全体にあります。

私が育休を取った時には、別部署の女性から「もっと取らないの?」と言われました。男女関係なく子育てにしっかり関わりながらも、仕事も充実させていける制度や風土が整っている会社だなと、私も感じています。

OEC株式会社

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