石井食品株式会社

関わる全ての人の幸せを最大化する

2026.04.30

石井食品株式会社

住所:〒700-0944 岡山県岡山市南区泉田1-3-10
電話:086-231-2490

食肉加工品や各種調味料を製造し、飲食店やスーパーなどへ卸売りしています。「関わる全ての人の幸せを最大化する」を理念に50年以上❝おいしい❞を提供。2025年には新工場(久米郡美咲町)と直売所が稼働しています。

<プロフィール>左から

Y.M.さん 製造部-3児のママ‐

S.S.さん 製造部 (課長)-2児のママ-(産休・育休9ヶ月)

働き方を変えていくために女性従業員が一致団結

―❝働き方改革❞の施行が始まった2019年4月よりも以前から、石井食品株式会社では「長く働ける環境をつくる」ための取り組みが行われてきました。活動の中心になった女性たちに当初から現在までのお話を伺います。まず、ご担当の業務とキャリアについて教えてください。

S.S.

新卒採用で入社し、製造部に所属しています。主任、係長を経て、約4年前から製造部課長として副生物課と梱包課の責任者を掛け持ちしています。午前中は各部署から届く生産依頼をまとめ、工場全体の製造計画を作成する業務がメインです。午後からは主に現場での作業や管理を行っています。

Y.M.

私もS.S.さんと同じ日に新卒採用で入社しています。3年後に結婚、出産のため退職しました。3年間、家庭を優先した後にパートで復職し、2025年2月から社員として勤務しています。

Y.M.さんが出産後、再就職する際には選択肢があったと思います。前職に復帰された理由を教えてもらえますか?

Y.M. 

復帰のきっかけはS.S.さんです。退職後も連絡は取り合っていて、ちょうどS.S.さんが主任になったタイミングで言葉をかけてもらい戻ってきました。

S.S.

これまで自分の発言の場はあまりなかったのですが、主任としてチーム全体を取りまとめる立場になってから、運営面で上司に提案することも増えてきました。Y.M.さんが同じチームに復帰してもらえたら、私も彼女に働き方の面でも色々とサポートできると思ったので、「また一緒に働かない?」と声をかけました。

―お二人は同時期に出産されています。約20年前になると思いますが、子育てをしながら働く上で大変だったことを教えてください。

S.S.

子どもが大きくなるまでは常に大変でした。出産後すぐの復帰で、8時までに出勤しなくてはならず、特に保育園の送迎に苦労しました。

Y.M. 

私は3人の子どもが同じ保育園に入れず別々に送迎する時期があり、その負担が大きかったです。小学校の低学年になってからは、夏休みの学童が朝7時半からしか開いていなかったので、8時に出勤するのが毎朝大変でした。

―当時は子育て支援などの福利厚生は整っていなかったのでしょうか。

S.S.

今のように働き方に対する制度が整備されていなかったですし、女性が働きながら子育てをすることが定着してない時代でした。

―現在の充実した福利厚生にいたった経緯を教えてください。

S.S.

きっかけになったのは「このままでは仕事を続けられない」という女性従業員たちの声です。産休や育休の制度をきちんと見直さないと若い人たちが長く勤められない状況でした。同時に会社自体も、働き方改革を行っていこうと同じ方向に進みはじめ、いろいろな制度が導入されたわけです。

―女性が長く働ける環境づくりの先頭に立ったのがお二人ということでしょうか。

S.S.

当初から一緒に活動した女性がもう一人います。従業員を対象にしたインタビューやアンケートを行い、福利厚生の見直しに尽力してくださいました。

―担当の業務以外のことを行うのは大変だったと思います。一連の活動にはどのような思いが込められていたのでしょうか。

S.S.

女性が働きやすい環境になってほしい、活躍してほしいという願いがありました。とはいえ男性が多い会社で、リーダーの大半は男性が担っていたので、共感して一緒に闘ってくれる人を増やしたいという思いを強く持っていました。

全員が働きやすい職場環境づくりに参加

S.S.さんY.M.さんたちがリーダーシップを発揮して、子育てをしながら働ける環境を整える中で、どのような制度が導入されてきたのでしょうか?

S.S.

制度ではないですが、パートさんには希望する時間帯で勤務してもらっています。例えば工場は7時から稼働していますが、子育て世代の方は保育園が8時からなので9時出勤でお願いしています。

Y.M.

半日単位での有給取得の制度が導入され、子どもの行事や急な体調不良だけでなく、私用でも安心して休むことができ、仕事と家庭の両立にとても役立っています。職場の雰囲気が柔らかくなり、より働きやすくなったように感じています。

―「全員が働きやすい職場環境づくりに参加」とのことですが、具体的な取り組みを教えてください。

S.S.

幹部が月1回、従業員の声をしっかり聴いてくれることが一番のポイントになっていると思います。各部署では朝礼を行い、LINEを活用して「報連相」がきっちり取れるようになりました。年1回は従業員満足度に関するアンケートを実施しています。そこで把握した要望や不満、課題や問題点などに対応することで、少しずつ成長していると思っています。他にも全従業員が参加する方針発表会を開き、本社と美咲営業部の顔合わせの機会などが設けられています。

Y.M.

所属部署の担当業務以外でも浅く広く対応できるように、業務内容を共有する仕組みもあります。ミスやトラブルの防止になりますし、事前に仕事の流れや注意点を理解しておくことで作業をスムーズに進められます。

S.S. 

2024年に就任した現社長は私よりも若いですし、会長が女性ということも影響しているのではないでしょうか。女性が働きやすい、女性が頑張っていける会社の雰囲気が生み出されたタイミングも現会長が社長に就任した2017年ころだったと記憶しています。

若い人たちに勤めたいと思ってもらえる会社へ

―お二人にとって最も画期的に感じた福利厚生は何ですか?

S.S.

土・日曜が休みになったことです。子どもたちは土・日曜を利用して部活動や習い事などをします。場合によって親は子どもの送り迎えが必要になるため、野球がしたかったわが子に我慢をさせてしまいました。土・日曜が休みになったことで子どもたちがやりたいことができ、親も子どもに付き添えるようになり良かったと思っています。

Y.M.

私は子どもとゆっくり過ごせるようになりました。もともとパートだったので、自由に休ませてもらえてはいましたが、土・日曜が休みになって気分が変わりました。

―子育て世代はもちろん従業員の家族にとってもうれしい改革で、より働きやすい職場になったとお見受けします。

S.S.

長く働ける環境づくりに一役買っている行事もあります。年一回開催している感謝祭で、従業員が一堂に会する一大イベントです。2025年10月には美咲工場内に会場を設け、本社、美咲営業部、グループ会社のフレスカの従業員が石井グループとしてお客さまをお迎えし、楽しんでもらいました。初対面の人も面識がある人も一つのゴールに向かって役割を果たし、全員で達成感を味わっています。

―地域の方たちはもちろん石井グループ全体の人間関係を築く絶好の機会になっていそうですね。

S.S.

その通りです。しかも、約1600人が来場され「楽しかった」「またやってほしい」との声をいただき、私たちの励みになっています。この美咲町で長きにわたり会社で働けるのは地域の支えがあってのことだと感謝しております。2026年も10月に開催予定です。

―働きながら結婚、出産、子育てを経験した女性たちが協力し合い、長く働ける環境を整えてこられた自主性の高い社風に尊敬の念を覚えます。グループ総出で全力投球する感謝祭にも心意気を感じました。貴重なお話をありがとうございました。

石井食品株式会社

住所:〒700-0944 岡山県岡山市南区泉田1-3-10
電話:086-231-2490

食肉加工品や各種調味料を製造し、飲食店やスーパーなどへ卸売りしています。「関わる全ての人の幸せを最大化する」を理念に50年以上❝おいしい❞を提供。2025年には新工場(久米郡美咲町)と直売所が稼働しています。