オージーウエルネスホールディングス株式会社

生涯現役社会の実現を目指し、 働きやすい環境づくりを推進

2026.05.14

オージーウエルネスホールディングス株式会社

住所:〒703-8261 岡山県岡山市中区海吉1835-7
電話:086-277-7181
「生涯現役社会の実現」に挑み続けるオージーウエルネスグループ。
その主力を担うオージー技研は、リハビリテーション機器、入浴機器(機械浴)の企画、開発から製造、販売まで一貫して行う総合メーカーです。

<プロフィール>左から

T.U.さん オージー技研株式会社 西日本営業本部 中四国支店 営業課-1児のパパ-(育休2週間)

A.Y.さん オージーウエルネスホールディングス株式会社 グループアドミニストレーション本部 ヒューマンリソース部(課長)-1児のママ-(育休1年間)

社員の声をもとに各種制度を常にアップデート

―「すべての方の元気と、その先の笑顔のために」というスローガンは、もともと社外に向けたメッセージですが、その実現は社員一人ひとりから始まると捉え、オージーウエルネスホールディングス株式会社ではライフステージに寄り添う各種制度を積極的に取り入れています。2025年4月には生涯現役社会の実現に向けた一環として、70歳まで働けるように雇用制度を見直しました。育児休業取得に関しては男女とも取得率100%を達成しています。どのような取り組みを実践してこられたのでしょうか。

A.Y.

初めての男性育児休業取得は2019年ですが、法的な制度の変更とともに、男性社員にも育児休業を積極的に取ってもらおうという方針で、約3年前から推奨しています。拠点の支店長が、男性管理職として初めて育児休業を取得した際はロールモデルとして取り上げ、社内掲示板で社員の皆さんに情報を提供し、取りやすい雰囲気を高めました。

T.U.

私が上司に出産予定を報告した際には「育児休業の期間はどうする?」と育児休業を取得する前提で声をかけてもらいました。育児休業中は二人の上司が私の業務を分担して引き受けてくれました。上司の業務を増やしてしまう心苦しさを感じながらも「介護で負担をかけることがあるかもしれない」「お互いさまだから」と言われ、育児休業取得に前向きになりました。

―営業職の場合は育児休業取得が難しい印象ですが、どのように対処されたのでしょうか?

T.U. 

上司の指示のもと引継ぎ期間が設けられていて、育児休業に入る前は引継ぎを前提に業務を共有してもらい、特に問題はなかったと認識しています。育児休業を取得する直前の法改正で2回までの分割取得が可能になったことも好都合でした。育児休業前だけでなく復帰直後にも人事と面談があり、心配や不安、改善点などをヒアリングしてもらいました。

―育児休業の事例一つひとつに対してヒアリングを行い、制度や対応をアップデートしているのですね。

育児休業取得から仕事と育児の両立支援まで、きめ細かなフォロー体制を整備

―「お互いさま」の風土を醸成するために意識していることはありますか?

A.Y. 

拠点や各部署では皆さんで助け合っているようです。補い合い、成長できるように研修にも力を入れているので「それぞれが何を考えているか」コミュニケーションを取り合い、ここ何年かで様子が変わってきているように思います。

―変化するきっかけがあったのでしょうか?

A.Y. 

以前から「私生活が充実しないと良い仕事はできない」という社長の方針もあり、働きやすい環境づくりを実現するための制度や規定の改革を進めてきました。その取り組みが定着し、風土となじんできたことで「お互いさま」につながったのかもしれません。

T.U.さんは企業への要望として育児休業に限らず相談しやすい環境や制度の整備を進めてほしいとのことでした。

T.U.

私は育児休業制度を活用させてもらいましたが、それ以外にも介護や育児休業後の子育てなど、いろいろな背景を持つ社員がいるので、その方たちにとっても働きやすい制度を整えてほしいと思っています。

―育児休業後に意識の変化があったのでしょうか。

T.U.

妻(他社勤務)も1年間の育児休業取得後に復職しています。私が会議などで帰りが遅くなった時、子育てをしながら働く妻の大変さを目の当たりにし、同じような状況の同僚に改めて尊敬の念を覚えるようになりました。いろいろな背景があることを理解し、逆の立場になった時にはフォローできる人でありたいと思っています。

A.Y.さんは育児休業から早く復帰したいと思える環境づくりを進めたいそうですね。

A.Y.

育児休業中は慌ただしく、連絡を取るのは控えようと考えがちですが、意外に孤独に陥りやすく、会社や社員の状況がわからないまま復職を迎えることに私自身とても不安を感じていました。この経験を踏まえて、人事として現在は復職の2ヶ月前を目安に面談を実施しています。安心して職場復帰してもらえるよう、今後もきめ細かなフォロー体制の整備に努めるつもりです。

―育児休業取得に際し、周囲の反応はいかがでしたか?

T.U.

妻の両親がとても喜んでくれました。義理の父は男性の育児休業取得が普及していない時代の人なので「オージー技研は安心して働けるね」と言っていました。

―企業のイメージアップにもつながったのですね。

A.Y.

育児休業に関して私どもは制度が整っており、安心して活用していただけると自負しております。他にも時間単位の有給取得や短時間勤務、子の看護休暇などはいち早く取り入れています。

社員一人ひとりの❝誠意❞が元気と笑顔を育む

―貴社の「お互いさま」から生まれる助け合う風土は長い社歴の蓄積と推察いたします。ここに至った理由や影響したと思われることはありますか?

T.U.

私は一つ思い当たります。営業職は支店やチームでの目標に重きを置く傾向があり、会議などでの話題の中心も組織やチームの単位で、どうあるべきか活発にコミュニケーションを交わします。後輩との会話でも自分一人で何かを抱え込むことが少なく、相談しやすい環境が風土に反映していると思います。

―それは全社的な傾向なのでしょうか。

A.Y.

私どもの社是には❝誠意❞が掲げられています。根本的な価値観や行動指針を示す言葉として、社内でも営業でも誠意ある対応が基になっています。採用時も求める人物像を「誠意のある人」としています。社内外を問わずお互いに誠意をもった対応をすることを周知し、大切にしています。

T.U.

私が育児休業に入る時、上司からパソコンも携帯電話も会社に置いて帰るように言われました。私が育児に専念できるように、あえて言葉にして伝えてくれたのだと思います。まるで上司が育児休業取得の経験者だったのかと思うくらいで、ご自分の立場に置き換えて私のことを考えてくださったのだと感じ、本当に感謝しています。個人的にとてもよい育児休業になりました。

―将来、育児休業を取得する方たちにぜひ伝えたいお話ですね。今後について何かあれば聞かせてください。

A.Y.

人事として現在、二つの課題があります。一つは評価制度です。当社では、育児休業取得者の業務をチームでカバーする体制がありますが、その貢献に対して目に見える形で評価制度を整備することが、当人はもちろん育児休業を取得する社員の気持ちもラクにさせるのではと思っています。もう一つは療養休暇です。これからの時代は病気になっても働かなければならない方がいらっしゃいます。弊社でもここ5年ぐらいでお二人が病気で休まれ、復帰されました。復帰前には面談で勤務できる状態かなどを確認していますが、制度としてもう少し整えば、皆さんに安心してもらえるのではと思っています。

―1949年の創業以来、守ってきた古き良き日本人的な価値観と、時代に合わせた変化を一歩前に受け入れる先進性、社員のライフステージに寄り添う制度設計に、日本を代表する医療機器メーカーの強さと優しさを感じました。貴重なお話をありがとうございました。

オージーウエルネスホールディングス株式会社

住所:〒703-8261 岡山県岡山市中区海吉1835-7
電話:086-277-7181
「生涯現役社会の実現」に挑み続けるオージーウエルネスグループ。
その主力を担うオージー技研は、リハビリテーション機器、入浴機器(機械浴)の企画、開発から製造、販売まで一貫して行う総合メーカーです。